欧州オーガニック基準「BIO」を満たした日本で初めてのホテルとは

エンターテインメント 話題
日本初BIO HOTEL認定、長野「八寿恵荘」がオーガニックとサステナビリティを極めリニューアル
日本初BIO HOTEL認定、長野「八寿恵荘」がオーガニックとサステナビリティを極めリニューアル 全 22 枚 拡大写真

カモミールにこだわったスキンケアブランド「華密恋」が手がける長野県にある宿、「八寿恵荘」が5月にリニューアルオープン。「八寿恵荘」は、日本で初めて“BIO HOTEL”に認証されたホテルだ。

“BIO HOTEL”とは、ドイツ・オーストリアにあるビオホテル協会の「ビオホテル基準」による認定を受けた、滞在するゲストの健康や自然環境に配慮したホテルのこと。食事や飲みものはすべて有機農法、石鹸やタオル、ベッドリネン類などは可能な限りに自然素材を使用。これまで認定を受けたホテルはヨーロッパを中心に約90軒。日本ではビオホテル協会の公認を受けて13年に発足した、BIO HOTELS JAPANがヨーロッパのオーガニック規格をベースに、日本とアジアにおけるBIO HOTELの認証と、格付けを行っている。

「八寿恵荘」では、地域に根ざすビジネスを展開するため、建物の外壁や内装、家具などに池田町産のアカマツや長野県産のスギを始めとした地元の自然素材を使用。また、風呂や床暖房などには地元である池田町の不要木材を利用した、二酸化炭素の排出量を増やさない木質チップボイラーが導入された。

その他、寝具やタオルなどには、全てオーガニックコットンを採用。食事や飲みものには、自社農園や近隣地域で栽培された有機野菜を用いるなど、すみずみまで自然への配慮と地域との関連性、サステナビリティにこだわっている。また、食堂は年配の人の使用を考え、畳の部屋からテーブル席にリフォーム。共用のミニキッチンも併設され、セルフで料理を楽しめる他、料理教室などのワークショップも開催出来るスペースとなった。

他にも、乳がん治療を受けている女性に向けた癒しツアーや、アトピーで悩む子供に向けた宿泊イベントを開催するなど、人にも社会にも環境にも優しい宿となっている。

また、リニューアルを記念して、有機JAS認定された自社農園で栽培されたカモミールを使用した入浴剤を数量限定で発売。ボトルには、「八寿恵荘」の周辺を描いたイラストがデザインされた。

日本初BIO HOTEL認定、長野「八寿恵荘」がオーガニックとサステナビリティを極めリニューアル

《HEW》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る