【スズキ アルトラパン 新型発表】三菱化学とバイオエンプラを共同開発、内装樹脂カラーパネルに採用

自動車 ニューモデル 新型車
DURABIO新グレードが採用された内装樹脂カラーパネル
DURABIO新グレードが採用された内装樹脂カラーパネル 全 2 枚 拡大写真

三菱化学は、バイオエンプラ「DURABIO」を他材質と複合化(アロイ化)した新グレードをスズキと共同開発し、新型『アルト ラパン』の内装樹脂カラーパネルに採用されたと発表した。

DURABIOは、再生可能な植物由来のイソソルバイドが原料のバイオエンプラ。耐衝撃性や耐熱性、耐候性などで優れた性能を持つ。また、発色性がよく、顔料を配合するだけで、光沢のある表面をつくることができるほか、表面が硬くて丈夫なので、擦り傷が付きにくい。そのため、塗装工程が不要になり、塗料から発生するVOC(揮発性有機化合物)の排出および放出を低減。さらに、水などで洗い流した際、表面に菌が残りづらい性能(撥菌性)も有している。

三菱化学が開発したDURABIOは2013年、スズキ『ハスラー』で、バイオエンプラとしては世界で初めて、自動車の内装樹脂カラーパネルに採用された。そして今回、両社は、DURABIOの持つ高い耐傷付き性や耐候性および撥菌性などを維持しつつ、アロイ技術を駆使することで、さらに耐衝撃性、耐熱性を高め、また、低比重化(軽量化)した新グレードの開発に成功した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  3. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  4. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  5. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る