マレーシア航空(MAS)は、クアラルンプール(KL)から中国の昆明、タイのクラビ、インドのコーチ線の運航を休止する。6月3日付のザ・スターが報じた。
同社は先ごろKL-フランクフルト線の運航休止を発表したばかり。MASの再建計画を推進している親会社カザナ・ナショナルによると、利益を計上できない路線の運航を休止し、さらに経営の合理化を進める計画だ。MASの事業は新会社マレーシア・エアラインズ(MAB)に移行され、9月1日より本格始動する。
MABの路線ネットワークは国内や東南アジア諸国連合(ASEAN)や中国、インド市場を中心とし、日本や韓国、豪州、ニュージーランド、英国、サウジアラビアなどの主要都市で運行を行う。
MASは1日、2万人の従業員に対する解雇通知の発送を開始したが、2日の時点で1000人がすでに解雇された模様だ。8月末までにさらに4000人が解雇されると見込まれている。