イスラム党、DAPとの提携解消論議を先送り…野党連合瓦解の懸念高まる マーレシア

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イスラム刑法導入を進める汎マレーシア・イスラム党(PAS)党大会は6日、刑法導入に反対する民主行動党(DAP)との提携解消の是非をめぐる議論が棚上げされたことから、急進派が激しく抗議する中で閉幕した。

DAPとの関係解消を求める急進派の圧力の下、野党連合・人民同盟(PR)空中分解の懸念がしだいに強まっている。

役員選では、実務派を抑えてイスラム長老(ウラマ)派が大幅に躍進したが、党大会におけるDAPとの関係見直しに関する討議は「敏感な問題」ということでいったん棚上げをし、長老会議で改めて議論することが発表された。

しかし、DAPとの関係解消を求める急進派からは、党大会への討議打ち切りに不満の声が飛び交った。長老会議は近く開催される見込みだが、発言力を増している急進派の意向を簡単に無視することはできず、難しい判断を求められそうだ。

DAPからはPASに対する冷ややかな声が上がっているが、一方ではPASが野党連合から離脱することが与党連合・国民戦線(BN)を利することになるとして自重を求める声も上がっている。DAPは、イスラム刑法導入が野党連合の公約に含まれていないとして強く反発しており、これにPASのハディ・アワン党首らが不満を募らせている。

野党連合でDAPとPASの両党と共闘する人民正義党(PKR)のワン・アジザ党首は、「2013年の総選挙で分かるように多くの国民が二大政党制を支持している」と述べ、3党協力の維持に向けDAP・PAS両党の間の調停役になる意向を示した。

伊藤 祐介

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