【日産 デイズルークス 試乗】充実した安全&実用装備が魅力…島崎七生人

試乗記 国産車
日産 デイズルークス ハイウェイスターX・Gパッケージ
日産 デイズルークス ハイウェイスターX・Gパッケージ 全 10 枚 拡大写真

いわゆる自動ブレーキ、踏み間違い防止アシストを始めとした安全装備を全車に標準化。同時に燃費も改善、試乗車のハイウェイスターX Gパッケージ・2WD車でいうと、従来型+0.2km/リットルの26.2km/リットルへと、数値が高められた。

結果、同グレードで自動車取得税80%、自動車重量税75%、軽自動車税25%、それぞれ減税に。カタログで確認すると従来車とはエンジンの型式は当然同じで、CVTの変速比の数字も変化はない。アイドリングストップが従来の9km/hから13km/h以下で働くようになり、それらが燃費をコツコツと稼いでいるのだろう。

走りは現時点でいうと、ひしめくライバル他車が進化&洗練に磨きをかける中で、相対的には標準レベルと言うべきか。直接的な批評は不本意だが、登録車のミニバンにも遜色ない快適な乗り味、ハイトワゴンらしからぬ低い重心感や安心感というと、秀でた他社銘柄が思い浮かんでしまう。自然吸気のエンジン性能も、日常的な瞬発力等でいうと、CVTの標準と副変速機の中間があればいいのに…とも思った次第だ。

が、実用性にかけて充実した内容なのは嬉しいところだ。天井のサーキュレーター、スライドドア窓のサンシェード、フック、軽やかに作動してくれる後席スライド機構などがそう。試乗車には「アラウンドビューモニター」対応のカーナビがインストール済みだったが、この画像は見やすく、車庫入れ時等、心強くサポートしてくれる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  5. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る