【日産 フーガ ハイブリッド 試乗】動力性能と品質は一線級、パッケージングに改善の余地あり…諸星陽一

試乗記 国産車
【日産 フーガ ハイブリッド 試乗】動力性能と品質は一線級、パッケージングに改善の余地あり…諸星陽一
【日産 フーガ ハイブリッド 試乗】動力性能と品質は一線級、パッケージングに改善の余地あり…諸星陽一 全 13 枚 拡大写真

2009年発表のフーガ。6年目となった今年2月、ビッグマイナーチェンジを受けた。

【画像全13枚】

マイナーチェンジの内容はエクステリアデザインの変更、安全性の向上、快適性の向上、使い勝手の向上などで動力性能に関する部分は変更を受けていないが、まずはその部分に触れないとならないだろう。

フーガハイブリッドに搭載されるエンジンは306馬力、モーターは68馬力でシステム出力は364馬力となる。プレミアムサルーンとしては十分なパワースペック。実際に走らせてみても、その余裕の加速感やクルージング性能は申し分なし。日本だけでなく、世界で通用する性能だ。

2クラッチ・パラレル式のハイブリッドはエンジンだけでも、モーターだけでも、その両方を組みあせても走行できるもので、さまざまなシーンにマッチする。

足まわりではショックアブソーバー内部の高応答リップルコントロール形状を変更。ゆっくりとした動きでは力強いダンピングで解消しつつ、細かい振動も除去している。アルミホイールの剛性もアップしロードノイズの軽減を図っているというが、さすがにこれはわからなかったが、高速道路を走っていると「これなら鈴鹿あたりまでノンストップでバビュンと行けるな」と思わせてくれた。

ただ、トランクルームの小ささにはちょっと閉口。トランクルーム内に表示された方法で積めばゴルフバッグ4個を積めるというのだが、ハイブリッド車は駆動用バッテリーを搭載することもありトランクスルーも付かない。ハイブリッドにすることで得られるメリットはなんと言っても燃費向上にあるはず。たしかにフーガハイブリッドはJC08モードで18.0km/リットルの燃費を実現しているが、使用燃料はプレミアム。金銭面で考えれば、レギュラーでハイブリッド化しないと経済的メリットは小さい。

フーガは走りのハイブリッドを標榜するが、それならばなおさらバッテリーはトランクスルーを妨害するような高い位置ではなく、低い位置への搭載を可能にしてほしかった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「マツダさん、みんな待ってるよ」次世代ロータリースポーツの登場にファン期待、SNSでは議論飛び交う
  2. 純正の配線につなぐだけ、三菱『デリカミニ』日産『ルークス』用「アイドリングストップキャンセラー」発売
  3. 民事再生中のEVモーターズ・ジャパン、EVバス事業をイクヨに譲渡
  4. アウディ『A2』がEVで復活へ!…“早すぎた名車”は電動化時代に成功できるか?
  5. 見えない死角を一掃! 駐車も後席確認もラクになる「サポートミラー」[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  4. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  5. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
ランキングをもっと見る