高精度の「顔認証」が、徘徊や万引きを防止…顔データも共有

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LYKAON(リカオン)のブースでデモ展示されていた顔認証徘徊防止システム
LYKAON(リカオン)のブースでデモ展示されていた顔認証徘徊防止システム 全 2 枚 拡大写真

 インテックス大阪で開催された「防犯防災総合展 in KANSAI 2015」において、LYKAON(リカオン)は、顔認証万引き防止システムと顔認証徘徊防止システムなどのデモ展示を行った。

 いずれのシステムも商品名は「LYKAON」となるが、万引き防止システムに関しては、カメラで来店客の撮影を行い、その中からあらかじめ登録した要注意人物がいた場合は店員などにアラートを通知。適切な警戒が行える仕組みとなっている。通知に関しては、警告灯と連動させたり、スマートフォンなどにも通知(オプション)することが可能。同一事業者間で顔データの情報共有ができる顔データ共有システム「LYKAON share」なども提供している。

 本システムは、監視カメラ、顔認証用のソフトウェア、システムの設置を示すためのステッカー、要注意人物の検知を報せるための警告灯で構成されている。

 一方、顔認証徘徊防止システムの方は、高齢者施設などで、入居者などがスタッフの把握しないところで外出してしまうことを防ぐためのシステムとなる。センサーなどを使った徘徊防止システムと異なり、入居者にタグなどを持たせる必要がないので、施設側は、カメラの設置と顔認証システムのソフトウェアを導入するだけで運用が可能だ。

 ブースでは、顔認証のデモを行っていたが、30台半ばの筆者の顔を撮影すると、画面には「男性・35歳」といった形で、ほぼ正確な性別と年齢を表示。もちろん映る角度や表情によって若干の誤差も出ていたが、ほぼズバリな年齢表示に顔認証技術の精度の高さをうかがわせる。

【防犯防災総合展2015#007】高精度の顔認証で徘徊や万引きを防止するシステム

《小菅@RBB TODAY》

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