ボッシュ日本・ヴォルツ社長「2025年に新車の15%が電動パワートレイン備える」

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ボッシュ日本法人 ウド・ヴォルツ 社長
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独ボッシュの日本法人のウド・ヴォルツ社長は都内で6月18日、自動車の電動化や自動運転技術に関するボッシュグループの取り組みについて講演し、「2025年には全新車の15%が電動パワートレインを備えたものになる」との見通しを示した。

ヴォルツ社長は「すでに2015年初頭に30件の次世代の電動パワートレインシステムの受注を獲得し、このうちの10件はプラグインハイブリッド向け。またミッドサイズセグメント向けエントリーレベルのハイブリッドシステム(ブースト回生システム)ではドイツの自動車メーカーから大型案件を得ている」ことを明らかにした。

その上で「2025年には全新車の15%が電動パワートレインを備えたものになる。ここで成功するには手の届く価格のパワートレイン、そしてバッテリーのコストダウンが必要。このうちバッテリーに関しては2020年までに2分の1のコストダウンを実現すべく合弁会社で取り組んでいる」と述べた。

一方、自動運転技術に関しては「2015年には多くの運転支援システムが登場する。例えば渋滞時支援、衝突回避の操舵、さらに対向車を確認しての右左折などだ。2020年には高速道路での自動運転システムを量産化したと思っている」と展望を語った。

また運転支援のシステムに欠かせないレーダーやセンサーについては「2015年の売上高は前年と同様に倍増する見通し。レーダー、センサーのグローバルリーダーである我々にはそれが可能。2016年までには1000万ものレーダー、センサーを生産することになる」とも話していた。

《小松哲也》

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