キャデラック CTS-V 新型、パワートレーン詳細を発表…コルベット Z06 ゆずりの649ps

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新型キャデラック CTS-V(ジュネーブモーターショー15)
新型キャデラック CTS-V(ジュネーブモーターショー15) 全 3 枚 拡大写真

ゼネラルモーターズ・ジャパン(GMジャパン)は6月23日、キャデラック新型『CTS-V』のパワートレーンの詳細を発表した。

【画像全3枚】

新型CTS-Vは、2015年のデトロイトモーターショーで発表されたキャデラックのハイパフォーマンス・スポーツセダン。日本市場への導入も決定していたが、スペック等の詳細は明らかにされていなかった。

新型CTS-Vは、より効率よく多くのパワーを生み出すスーパーチャージド6.2リットルV型8気筒OHVエンジンを搭載。コンパクトな1.7リットルスーパーチャージャーを採用、直接噴射とアクティブフューエルマネジメント(気筒休止)を組み合わせ、最高出力649ps、最大トルク855N・mを発生する。これはシボレーのスーパースポーツ、『コルベット』の最上位モデル「Z06」に搭載されるユニットと基本的に同一のもの。

スーパーチャージャーのローターは、以前よりも、直径が小さくなっているため、最高回転数が上がり、低回転域からパワーを強化するブーストを発生させることが可能になった。このブーストは、乱流の少ない、よりダイレクトな吐出口により、効率よく達成され、熱を低減するとともに、エンジンへの吸気を速める。

また、高い出力と過給機による高いシリンダー内圧をサポートするため、シリンダーヘッドなどを強化。従来のアルミニウム製ヘッドよりも強度を増したRotocast A356T6アルミニウム製シリンダーヘッドや、軽量なチタン製吸気バルブを採用する。

トランスミッションは、ハイドラ・マチック8L90型パドルシフト付き8速オートマチックを採用。ギア間のステップを小さくすることで、エンジンを最適な回転数に維持し、スーパーチャージャー・エンジンの出力が爽快なパフォーマンスと効率的に最大限に活かされるように設定している。

《纐纈敏也@DAYS》

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