盗難車運転の外国人が斧を振り回して抵抗、警官が威嚇発砲

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21日午後1時5分ごろ、新潟県上越市内の市道で、パトカーに追い詰められた盗難車の運転者が斧を振り回す事件が起きた。警官が威嚇のために拳銃1発を発砲。警察はアメリカ国籍を持つと自称する20歳前後とみられる若い男を逮捕している。

新潟県警・上越署によると、上越市内の国道8号をパトロールしていた署員が、盗難届の出されていた軽トラックを発見。職務質問するために停止を命じたが、クルマは止まらずに逃走した。

応援のパトカーも合流した上で約20分に渡って追跡したが、クルマは上越市大潟区渋柿浜付近の市道を走行中に路外へ逸脱する自損事故を起こして停車。パトカーから降車した署員が接近しようとしたところ、クルマを運転していた男は斧(刃渡り約7.6cm、全長約35cm)を車内から取り出し、接近する署員を威嚇するように振り回し始めた。

このため、署員1人が「撃つぞ」と警告した後に拳銃1発を空に向かって威嚇発砲。男は徒歩で逃げたが、連絡を受けて駆けつけた署員約30人に包囲され、銃刀法違反容疑で逮捕された。

逮捕された男は別人の写真が貼られたオーストラリアのパスポートを所持していたが、聴取に対しては「自分はアメリカ人だ」などと供述しているという。乗っていたクルマは福島県内で盗まれており、警察では現場周辺まで来た経緯を含め、慎重に調べを進めている。

《石田真一》

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