超巨大ブラックホールの精密な質量を計測…アルマ望遠鏡による観測

宇宙 科学
アルマ望遠鏡で観測したNGC 1097中心部。アルマ望遠望遠鏡で観測したHCN(シアン化水素)ガスの運動を色で表し、ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された可視光画像の上に合成
アルマ望遠鏡で観測したNGC 1097中心部。アルマ望遠望遠鏡で観測したHCN(シアン化水素)ガスの運動を色で表し、ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された可視光画像の上に合成 全 2 枚 拡大写真

総合研究大学院大学の大西響子氏らの研究グループは、アルマ望遠鏡を用いて棒渦巻銀河NGC1097を観測し、その中心に位置する超巨大ブラックホールが太陽の1億4000万倍の質量をもつことを明らかにしたと発表した。

銀河とそこに含まれる超巨大ブラックホールは、ともに進化してきたと考えられており、その関係を議論する上で超巨大ブラックホールの質量が重要な情報となる。

今回の研究結果は、アルマ望遠鏡による2時間程度の観測で得られたもので、超巨大ブラックホールの質量測定にアルマ望遠鏡が大きな威力を発揮することを示した、としている。

今回の観測結果は6月発行の米国の天体物理学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に掲載された。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「盤石シャシー」に「装甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  2. 「他人事ではない」トランプ高関税の影響、ステランティス1~6月期の最終損益4000億円の赤字見通し[新聞ウォッチ]
  3. BYD、国内EV累計販売が5305台に…5000台目の『シーライオン7』を納車
  4. スバルが小型クロスオーバーEV『アンチャーテッド』を発表…土曜ニュースランキング
  5. 『デュカト』ベースで4名就寝を実現、トイファクトリーの新型キャンピングカー『ブルージュ』の内装をチェック
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る