キナバル山登山、9月上旬にも再開の見通し

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

5日にサバ州北部で発生したマグニチュード5.9の地震で18人の死者を出して登山禁止となっていたキナバル山(標高4,095メートル)は、復旧作業を経て9月上旬にも再開される見通しだ。

同州のマシディ・マンジュン観光文化環境相が明らかにした。これまでにラナウを中心に91回の余震が計測されている。

現在192人に制限されているキナバル山の一日の登山者数は、安全を考えて当面90人程度に減らすという。サバ州公園のザイナル・アドリン会長によると、標高3,314メートルにあるパナル・ラバン小屋や標高3,323メートルにあるグンティン・ラガダン小屋の損傷が激しい。このほか落石などで、公園事務所から近い1.5-1.8キロメートル地点、ラバン・ラタ小屋から近い6.1-7.0キロメートル地点、マシラウ・ルートの6キロメートル地点の山道がそれぞれ大きなダメージを受けている。

マレーシア旅行業者協会(MATTA)によると、8月31日までの登山ツアーの予約分についてはキャンセル・返金に応じているという。

また10月17、18日に予定されていた山岳マラソン「第29回キナバル山クライマソン」は中止することが決まった。昨年は31カ国から741人が出場していた。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  5. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  6. BYDの軽EV『ラッコ』をどう売っていくのか? 日本専用開発のねらいを東福寺社長に聞いた
  7. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  8. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  9. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
  10. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る