ルノーと映画の意外な関係…ルノー キャプチャー 限定車「カンヌ」発表

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ルノー キャプチャーカンヌ
ルノー キャプチャーカンヌ 全 8 枚 拡大写真
ルノー・ジャポンは、カンヌ映画祭のオフィシャルカーをイメージした限定車、『キャプチャーカンヌ』を限定40台で発売した。

ルノーと映画の関係について、同社マーケティング部のフレデリック・ブレン氏は、「1898年、ルノーの創設者、ルイ・ルノーが『ヴォワチュレットタイプA』を作成。それを世界初の撮影と映写の機能を持つ複合映写機を発明したといわれるリュミエール兄弟に収めたことからルノーと映画のストーリーが始まる」と1世紀以上前からの関係を述べる。

更に、1920年代にはフランスのほとんどの映画制作会社のスタジオがパリの南西に位置するブーローニュ・ビアンクールに建設されたが、ここにはもともとルノーの工場があった。また、ブレン氏によると1963年には初めてルノーが映画の中に登場するなど、映画との関係は深いという。

そして近年ルノーは、様々な映画祭に協賛、また車両を提供するなどの活動を行っている。その中でも特に有名なのが、カンヌ映画祭や、ヴェネツィア映画祭だろう。1946年に始まったカンヌ映画祭は、フランスで最も大きい映画祭で、「フランス政府がフランス映画をプロモートしたかったことがきっかけで始まった」(ブレン氏)。

2015年、カンヌ映画祭にルノーは200台の『エスパス』を提供した。「空港からホテルや、会場までの送迎、そして、レッドカーペット上などカンヌ中にルノーが溢れた。カンヌ映画祭とは32年間オフィシャルパートナーとしてルノーは関係している」とブレン氏。これまでも『25』や『サフラン』、『ラグナ』、『ラティチュード』などを提供してきている。

ブレン氏は、「フランスといえばラグジュアリーブランドや、食文化などだが、映画もそのひとつだ。そこでカンヌ映画祭のオフィシャルカーをイメージした、キャプチャーカンヌを日本限定で発売した」と、フランスの文化を広く伝えたいという想いを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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