三菱ふそうの電気小型トラック、ポルトガルでの実用試験が終了

エコカー EV
三菱ふそう キャンター E-CELL
三菱ふそう キャンター E-CELL 全 1 枚 拡大写真

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は6月29日、ポルトガルで1年間実施していた電気小型トラック「キャンター E-CELL」の実用供試が終了したことを発表した。

キャンター E-CELLは積載量2トンを確保しつつも、航続距離は100km以上を達成。また、通常のディーゼル車と比較し、走行1万kmあたり、1000ユーロ(約13万6000円)のコスト削減を実現する。今回の実用供試では、8台のキャンター E-CELLを使用し、様々な条件下で試験を実施した。

リスボン市では造園工事とゴミ収集車に、ポルト市では公共施設間の荷物輸送に、アブランテス市でも同様に造園工事に利用。トランスポルタ社では、近隣地区各戸への宅配サービスに使用し、燃料配給のレン社は、リスボン市の南にあるシネス町の港湾エリア内輸送に、ポルトガル郵便公社CTTでは、リスボン周辺の集配センター間の輸送に使用した。

実用供試の結果、キャンター E-CELLが日々の短距離配送業務に適していることが明らかになったという。

MFTBCのマーク・リストセーヤ社長は、「キャンター E-CELLは、顧客と社会全体にメリットをもたらすとともに、持続可能性と信頼性のある、次世代の輸送業界をリードする一つの解決策だ。キャンターE-CELLが都市内の配送にとって効率的で、信頼性があることを実感してもらった」と述べた。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  3. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る