原発技術、多くの国民が政府の能力不足を懸念…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

原子力発電所の建設・運用について、多くのマレーシア人がマレーシア政府に原子力技術の制御能力が不足しており、原子力発電所関連の事故が起きた際に対応することができないと懸念している。

国家エネルギー安全保障調査(NESS)を実施したシンクタンクのマレーシア水・エネルギー調査協会(AWER)が明らかにした。

NESSによると、回答者の2.14%のみがマレーシア政府機関が原子力関連の技術を規制するだけの能力があるとし、34.99%は対応できないとの考えを示した。また62.87%のマレーシア人回答者は分からないと答えた。

AWERは、原子力についてマイナスイメージが多い理由を明らかにするために調査を実施した。回答者の34.44%は原子力エネルギーの健康への影響を懸念すると回答。16.22%は有害な放射性廃棄物が環境に与える影響について、また12.75%は放射性廃棄物の爆発や漏洩事故への懸念を示した。また、原子力発電所の安全性の懸念も多く聞かれた。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  6. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  7. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  8. フランス最後の『ジムニー』はレトロ感マシマシな限定デザインが魅力[詳細画像]
  9. 「見れば見るほど味が出てくる」新型日産『リーフ』のエクステリアがSNSで話題に
  10. マイチェンしたスズキ『アルト』にSNSも注目! 気になるのはデザイン? 価格? それとも…
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る