ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ZF社は6月29日、ドイツ企業の一部門を買収し、半自動運転技術の開発を強化すると発表した。
ZFは2014年9月、TRWを買収する契約を締結。TRWは、米国の自動車部品大手。ZFがTRWを買収することにより、世界で3本の指に入る巨大な自動車部品メーカーが誕生している。
今回、ZFが買収を発表したのは、ドイツのHDLE社のソフトウェア開発部門。このソフトウェア開発部門を買収し、従業員をZFの企業研究開発部門に組み込む。
買収の目的は、半自動運転技術の開発を強化すること。ZFは、ドライバー支援システムなどの安全テクノロジーの開発を、さらに促進していく。
ZFのステファン・ゾンマーCEOは、「HDLE社のソフトウェア開発部門の従業員は、豊富な経験を備えている。彼らがZFのソフトウェア開発チームを完璧に補完するだろう」と述べている。