遠隔操作で本人の代わりをさせるロボット「OriHime」ビジネス活用のためのアイデアを募集

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タブレットを使いインターネット経由でOriHimeを遠隔操作するイメージ
タブレットを使いインターネット経由でOriHimeを遠隔操作するイメージ 全 3 枚 拡大写真

 七夕の7日、「OriHime(オリヒメ)」という名の小型分身ロボットについて、その新型量産モデルが法人向けに15台限定でレンタルされた。

 「OriHime」は、オリィ研究所が「会いたい人に会いに行ける、行きたいところに行ける」をコンセプトに開発したもので、顔と両手、胴体で構成された半身の人型デザインとなる。遠隔操作で自由自在に動かせるものとしては、世界初のロボットになるとのことだ。

 遠隔操作はiPadなどで行い、インターネット経由で手や顔の向きを自由に動かすことが可能。顔の部分にカメラなどを内蔵し、ロボットに対面する相手と遠隔で会話できる。まさに分身としての利用に対応するのが大きな特徴だ。

 2009年から研究開発をスタートし、80台の試作機を開発。これまでに、ケガをした社長の分身となったOriHimeが社員旅行の懇親会の乾杯の音頭をとる、介護施設に入居する高齢者の分身としてボランティアスタッフがOriHimeを運んで墓参りや買い物に行く、といった事例があったとのことだ。

 今回の新型量産モデルは、初回ロットとして15台を用意。OriHimeを活用したサービスの共同開発パートナーを募集し、ビジネスレンタルの形で先行予約受付を開始した。今後、16年3月までに100台の導入を予定し、これらを使って100通りの新しいサービスの開発を目指す。

分身として使えるロボット「OriHime」をビジネスレンタル!ロボット活用サービスのアイデア募集

《加藤/H14》

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