BMW 、エンジン冷却の新技術発表…プロトタイプを公開
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BMWは3月、ジュネーブモーターショー14において、2015年シーズンの「Moto GP」の公式セーフティカー、『M4クーペ』を初公開。同車に新技術として、「ウォーター・インジェクション」を採用した。
これは、エンジン燃焼室の温度が上がった時、水を噴射して吸気温度を下げるメカニズム。このウォーター・インジェクションを発展させた新技術が、今回発表されたダイレクト・ウォーター・インジェクション。
BMWは『1シリーズ』に、ダイレクト・ウォーター・インジェクションを装着したプロトタイプ車を初公開。エンジン燃焼室の温度が上がった時、水を噴射して吸気温度を下げるメカニズムは、M4クーペのセーフティカーと同様。
違いは、水の補給方法。M4クーペでは、トランク内の容量5リットルの水タンクに、水が減った場合、補給する必要があった。しかし、1シリーズのプロトタイプ車では、減少した水を、エアコン作動時に発生する水で補うシステムを採用している。
《森脇稔》