トヨタ、法順守を改めて徹底…ハンプ元常務役員は不起訴に

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ自動車 東京本社
トヨタ自動車 東京本社 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車は7月8日、麻薬取締法違反容疑で逮捕されたジュリー・ハンプ元常務役員(55)が東京地検により不起訴処分(起訴猶予)となったことを受け、「法およびその精神の順守が最も大切であるということを、改めて徹底する」というステートメントを発表した。

ハンプ氏の起訴猶予は、悪質性が低いことなどが考慮されたと見られている。ハンプ氏は同日、勾留されていた警視庁原宿署から釈放された。トヨタはステートメントで「ハンプ氏の件で、世間をお騒がせしており、改めてお詫び申し上げる」と陳謝し、法順守の徹底とともに「世界のどこでも社員が安心して働き、活躍することができるよう、改善すべき点をしっかりと改善していく」とした。

一方で人材のダイバーシティーについては「これからも『真のグローバル企業』をめざし、国籍、性別、年齢などにかかわらず多様性を尊重し、『適材適所』の考え方に基づいた人材登用を進める」と、従来の方針を堅持すると表明している。

ハンプ氏の常務役員就任に伴って4月に新設され、同氏が務めていた「チーフコミュニケーションオフィサー」については、7月6日付で渉外・広報本部長の早川茂取締役専務役員が兼務した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  3. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
  4. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  5. コルベット史上最強の「ZR1X」、60年ぶりマット塗装の限定車は約3575万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る