補助金削減、今後も継続…マレーシア財務省事務次官

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

財務省のモハマド・イルワン・セリガル・アブドラ事務次官は、政府が今後も補助金の削減を進めると明らかにした。ザ・サンが報じた。

アブドラ事務次官はブルームバーグの取材に対して、財務省傘下機関が司る公務員向けの住宅ローンについても独立した機関を設立し、政府の国内総生産(GDP)比の負債額を減らす取り組みを続けると明らかにした。

補助金への負担がかさんでおり、数々の種類がある補助金を徐々に減らす意向だ。

住宅ローン管轄機関の切り離しで400億リンギを負債残高から削減することが可能だと見積もられている。

政府はガソリンや液化天然ガス、料理油への補助金を段階的に削減する意向を示している。

同事務次官は、格付け会社のフィッチ・レーティングスがマレーシアの格付けのダウングレードを行わなかったことの背景に、財政の信用度を強化させるための猶予を与えるという意味があったと指摘。各方面から政権への指摘や批判の声は舞い込んでいるが一時的なものであり、政府は今後も財政合理化を進めると述べた。

同氏は1マレーシア・デベロップメント(1MDB)を巡る問題については、負債を返済する能力はあると指摘した。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. 晴れた日の洗車が愛車を傷つける! “夏洗車”の落とし穴と対策~Weeklyメンテナンス~
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  6. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  7. 足つき性アップの新技術も!未来のバイクが楽しみになるアステモの「夢のようなシステム」を体感してみた
  8. 日産 リーフ 新型、室内に用意された「Engawa 緑側」とは?
  9. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  10. 「ブルドッグの再来」か、ホンダの小型『スーパーEV』に熱視線!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る