【メルセデス CLAシューティングブレーク 発表】世界第3位の市場めざす「これからを担うモデル」

自動車 ニューモデル 新型車
メルセデスベンツ CLA250シューティングブレークオレンジアートエディション(手前)とメルセデスベンツ CLA(奥)
メルセデスベンツ CLA250シューティングブレークオレンジアートエディション(手前)とメルセデスベンツ CLA(奥) 全 8 枚 拡大写真

メルセデスベンツ『CLAシューティングブレーク』は、4ドアクーペの『CLA』をベースに、後席を中心とした広い室内空間と大きなラゲッジスペースを確保したクルマだ。

CLAシューティングブレークのベースとなるCLAは、全く新しいコンセプト、4ドアクーペとして誕生した。その最大の特徴は「“鮮烈なデザイン”だ」とは、メルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部マネージャーの嶋田智美さんの弁。更に、このデザインはエアロダイナミクスにも優れており、市販車として世界最高水準のCd値、0.23を実現。「理論に裏付けられたデザインでもある」という。

CLAは2013年の発表から今日までの世界累計販売は15万台を超えており、また、CLAシューティングブレークも3月からデリバリーが開始され、合計すると20万台を超えることから、「メルセデスのこれからの成長を担うモデルのひとつとして位置づけられている」と嶋田さんはいう。

そして、CLAシューティングブレークは、「CLAの高いデザイン性に後席を中心とする広い室内空間。そして大きなラゲージルームが加わった、非常に欲張りなモデルである」と述べる。

“シューティングブレーク”という言葉は、狩猟用に作られた“馬車”の形状を指していた。その後、「1960年代のイギリスで、一部の貴族が狩猟に限らず余暇を楽しむクルマとして少量生産された。その特徴は、クーペのボディにハッチバックを組み合わせたデザインが基本となる」。CLAシューティングブレークもこのコンセプトを踏襲しており、「スタイリッシュなクーペデザインと高い利便性を備えた、現代の多様なライフスタイルに対応するモデルである」と話す。

CLAシューティングブレークは、3月にジュネーブモーターショーでワールドプレミアを果たし、3月下旬からヨーロッパを中心にデリバリーが開始された。嶋田さんは、「日本はドイツ、イタリアに続いて、世界第3位のマーケットになるのではと期待されている」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る