地震発生時、自動でブレーカー切断…“通電火災”を防ぐ装置

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シンプルな構成で、設置も簡単に行える。ブレーカーのスイッチとヒモでつながったおもりが、一定以上の揺れにより落ちることで、ブレーカーを落とす仕組みとなっている(画像はプレスリリースより)
シンプルな構成で、設置も簡単に行える。ブレーカーのスイッチとヒモでつながったおもりが、一定以上の揺れにより落ちることで、ブレーカーを落とす仕組みとなっている(画像はプレスリリースより) 全 2 枚 拡大写真
 エヌ・アイ・ピーは、地震発生時に自動でブレーカーを落として通電火災を防止する自動ブレーカー遮断装置「スイッチ断ボールIII(※ローマ数字の「3」)」を8日から販売開始した。

 ブレーカーに簡単に取り付けられる遮断装置で、地震発生時の電力遮断から復旧した際に発生しやすい、通電火災を防止することを可能としている。

 大規模な地震発生時に火災が発生する要因としては、倒れた電気器具や壊れたコンセント、ちぎれた電気配線やガス漏れなどの状況下で通電が行われることにより発火する、いわゆる「通電火災」が挙げられる。

 これは、ブレーカーが通電状態のままで電力供給の停止と復旧が行われるためであり、現在、さまざまなブレーカー遮断機が発売されている。しかし、地震時に自動で電力を遮断するようなシステムとしての感震ブレーカーは高額なこともあり、普及数はそこまで伸びていない。

 「スイッチ断ボールIII」であれば、既存のブレーカーに取り付けるだけの簡単な遮断装置のため、安価で導入が可能だ。原理もシンプルで、地震の際には、揺れで台座からおもりが落下することで、ブレーカーのスイッチを落とす仕組みとなっている。価格は税込3,240円。

震災後に起きやすい通電火災を防ぐ「スイッチ断ボールIII」が登場

《小菅@RBB TODAY》

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