ランボルギーニ、生産拠点にトリジェネレーションシステムと熱供給システムを導入

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アウトモビリ・ランボルギーニの工場にトリジェネレーションシステムと熱供給システムを導入
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アウトモビリ・ランボルギーニは、サンタアガタ・ボロネーゼにある全工場でのカーボン・ニュートラル認証取得に向けて、新たに「トリジェネレーションシステム」と「熱供給システム」の導入をおこなった。

同認証は、世界有数の環境危機管理分類、検証・サービス機関であるDNV GLが「カーボン・ニュートラル」プログラムを通じて評価するもので、企業を対象とした初のカーボン・ニュートラル認証となる。

アウトモビリ・ランボルギーニは、生産拠点にトリジェネレーションシステム、熱供給システムを導入することでCO2排出量を削減し、2015年中に同認証の取得を目指す。

サンタアガタ・ボロネーゼの工場内に設置した新トリジェネレーションシステムは、天然ガスを使用して電気、熱と冷却効果を生み出す。設備容量は1.2MW。年間エネルギー生産量が約9800MWheと、サンタアガタ・ボロネーゼ市内における全家庭の年間消費量に相当、年間でCO2排出量約820トンの削減効果を見込む。

同社では、さらにCO2排出量を削減し、最終的に年間排出量を5600トン以内に抑えるため、2017年までに同設備の燃料をバイオガスに切り替える計画。

自動車メーカーがイタリアに熱供給システムを採用したのは初めて。同社の本社から6キロメートル離れたバイオガス・コージェネレーション施設から、地下パイプ網を通じて工場内に給湯する。コージェネレーション施設で発生する排熱を有効活用することでCO2排出量を年間約1800トン削減できる見込み。

ランボルギーニでは、生産工程と商品における技術革新をもとに策定した環境戦略に沿って、2015年中に車両生産時のCO2排出量25%削減を目指している。

《レスポンス編集部》

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