「条件付」自動運転搭載車、2025年に362万台に…矢野経済研究所

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グーグルが自社開発した自動運転車の最新プロトタイプ
グーグルが自社開発した自動運転車の最新プロトタイプ 全 3 枚 拡大写真
矢野経済研究所は、「自動運転システムの世界市場について調査」を実施し、結果をまとめた。

調査期間は今年3月から6月にかけて、自動車メーカ、カーエレクトロニクスメーカ、半導体メーカなどに、同社専門研究員による直接面談、電話・メールによるヒアリングなどを実施した。

調査結果によると2015年から2017年にかけて、高速道路で渋滞時、低速追従自動走行、自動駐車システムなどのレベル2(部分的自動運転)の自動運転システムが高級車を中心に搭載が活発化する見込み。特に米国市場では、日米欧各国の自動車メーカが、自動走行試験を実施中で、今後採用が進み、2020年のレベル2の自動運転システム世界搭載台数は360万台に拡大すると予測する。

レベル3(条件付自動運転)の自動運転システムは、米国で2018年頃に実用化されると見る。高速道路における車線変更や追い越し、合流、障害物回避、料金所通過などの運転作業を全てシステムが行う。米国から市場が本格的に立ち上がり、欧州や日本でも実用化が進み、2025年のレベル3の自動運転システム世界搭載台数は361万9000台に拡大すると予測する。

自動運転システムはレベル2(部分的自動運転)、レベル3(条件付自動運転)の普及が日米欧の先進国で拡大し、コストダウンも進む。このため、レベル2、レベル3の自動運転システムの搭載がミドルクラス以下の車種でも増加する見込み。2030年の自動運転システムの世界搭載台数は、レベル2が3155万台、レベル3が979万8000台に達すると予測する。

《レスポンス編集部》

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