【アウディ A1 試乗】ドライバー以外も嬉しい乗り心地に大変身…竹岡圭

試乗記 輸入車
アウディ A1
アウディ A1 全 8 枚 拡大写真

いよいよアウディにも3気筒エンジン登場! しかしこのパワフルさがアウディらしいところで、95ps/160Nmの数値とは思えないほどの威勢の良さは、結構気持ちイイ。

最近のダウンサイジングターボ、特に3気筒ターボにありがちな、心地よいとは言いがたいサウンドはほぼ聞こえてこなくて、静粛性が高いのもさすがプレミアムといったところです。

それでですね、このパワフルさはかつての『A1』らしいのですが、パワーステアリングが電動油圧式から電動機械式となり、ステアフィールはかなり軽くなり、オマケに正直に言ってしまうと、かなりスパルタンな味付けだったあの乗り心地はどこへ行っちゃったの? というくらい、しなやかなことにビックリしちゃったんです! いわゆるマイナーチェンジで、これほど変わるものなんですねぇ~。

スポーツモデルの『S1』が出たために、ガラリと性格を変えることができたんでしょうけど、以前の「ドライバーだけが楽しい」というワガママな性格はすっかり陰をひそめ、とにかくしなやかで快適に。助手席はもちろんのこと、後部座席だって超アップライトなポジションさえ除けば、乗り心地的には全然OKなクルマに変わっちゃうんだから…。いまや家族サービスが第一のよきパパですよ~っていうくらいの変身ぶり。よりユーザーの幅を広げるための進化だということですが、これなら間違いなく多くのユーザーに受け入れられることでしょう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

竹岡圭|モータージャーナリスト・タレント
「クルマ&カーライフは楽しくなくっちゃネ!」をモットーに、さまざまな媒体で「喋って・書いて・走って」を実践する女性モータージャーナリストとしてカーライフ全般を女性の視点からレポートする。モータースポーツでも、耐久レースやラリーレイドなど数々のレースに参戦するなど、硬軟幅広く携わる。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)理事、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《竹岡圭》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  3. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  4. マセラティの最新スーパーカー『MCPURA』、北米デビュー
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る