欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは7月17日、6月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、84万0400台。前年同月比は4.3％減と、3か月連続で前年実績を下回った。
上半期（1-6月）実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国（香港を含む）が、前年同期比3.9％減の174万台。中国を含めたアジア太平洋地域では、3％減の194万台を売り上げる。
また北米は、前年同期比6％増の45万1200台。このうち米国は、2.4％増の29万5000台と回復を遂げた。同社は北米向けの新型SUVの開発を進めており、さらなる販売増を目指す方針。
また欧州は、前年同期比3.7％増の211万台と、信用不安を抜け出して、回復基調に。このうち、西欧（ドイツを除く）は、6.9％増の114万台を売り上げた。地元のドイツは、6.7％増の66万8300台。
フォルクスワーゲングループの2014年の世界新車販売は、初の1000万台超えとなる1014万台。前年比は4.2％増だった。2015年上半期（1-6月）実績は、504万台。前年同期に対して、0.5％減となっている。
