ロードスター への思いを開発メンバーと語り合う…Be a driver. Experience at Roppngi

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ロードスターの開発陣が参加した、Be a driver. Experience at Roppngi 第二弾
ロードスターの開発陣が参加した、Be a driver. Experience at Roppngi 第二弾 全 19 枚 拡大写真

7月20日、東京・六本木にて「マツダ・ビー・ア・ドライバー・エクスペリエンス・アット・ロッポンギ(Be a driver. Experience at Roppngi)」の第二弾が開催され、『ロードスター』の開発陣が出席した。

同イベントは、自動車開発者とユーザーのコミュニケーションを目的とし、「六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION」の一貫として行われている。六本木ヒルズのメトロハット前には『CX-3』とロードスターを展示。この日は午前・午後合わせて、マツダの専用ホームページへ応募し抽選で選ばれたユーザー約30名が参加し、トークショーや試乗などを楽しんだ。

マツダからはロードスターの開発主査である山本修弘氏、中山雅チーフデザイナーに加え、各部門で活躍する女性開発者4名が出席。トークショーでは開発の狙いや苦労話などが披露された。

パワートレインシステム開発部の大久千華子氏は、「エンジンの開発としてはほぼ終わった段階でしたが、“まだ足りない部分がある”ということで、燃料添加のタイミングや回転数の調整などを行いました」という。「ヘッドランプに搭載されたハイビームコントロールの自動制御を担当したのですが、ロードスターはこれまで搭載されていた『CX-5』や『アテンザ』に対し、車高が低いので難しかった」と話すのは車両システム開発部の馬越唯氏。NVH性能開発部の梶川直子氏は、エンジンサウンドを作りこむ技術者。「ロードスターの音は全世界一つの音で統一する、という目標を掲げ、理想の音を皆さんに受け入れてもらうために努力しました」と語る。マツダコネクトのデザインを担当する電子開発部の古江彩氏は「量産開始ギリギリまで改善を重ねました。これからもアップデートのタイミングで向上させていきます」と話した。

山本氏は「開発にはここまでいったら良いというゴールがあるようでない。彼女たちは何回もシミュレーションを繰り返し車を仕上げていく」と述べ、中山氏も「野球でいえば9回裏が終わってからの延長線がとっても長いんです」と笑いを誘った。

その後、質疑応答やドライビングポジションの説明を経て、20分ほどの試乗へとうつる。助手席には女性開発者が同乗し、ロードスターへのこだわりや運転の楽しみなどを語り合った。

静岡在住の男性は「ロードスターは一つの歴史なので、その開発者の話が聞けるのは貴重だと思い参加しました。マツダは最近そういうイベントをよく行っているが、お互いにとって良い機会なのではないか」と話す。現在ND(4代目)ロードスターを所有しているという男性は「自分はSスペシャルパッケージに乗っているが、今日試乗したのはレザーパッケージのAT。クルマ好きにはSスペで、Lパケはどちらかというとデート向きなのかなと感じました」とのこと。普段と違う仕様に乗ることで、方向性のバリエーションを感じたようだ。

また、姪と一緒に参加した栃木在住の男性は「ミーティングイベントに参加することもあったが、直接主査の方などと話すのは難しかった。このくらいの規模のイベントはちょうど良いと思います。ドライビングポジションについては、背もたれが寝かせ気味になっていたり、合わせ方の順序などが違っていたということに気づきました」と語る。姪っ子さんも「開発者の方が、難しい内容ばかりではなく理想の車を作るための思いを話してくれたので、親近感がわきました」という。

7月25日と26日には『CX-5』、8月は1日・2日にアテンザの開発陣が参加。続いて、8月15日・16日が『アクセラ』、22日・23日に『デミオ』の開発陣となっている。7月27日までは8月15日と16日、22日と23日の募集を受け付け中だ。

《吉田 瑶子》

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