横浜ゴム、中国で生態系保護プロジェクト第2弾を開始…農畜産物生産経済への変換を支援

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黎光村の活動開始式での記念撮影
黎光村の活動開始式での記念撮影 全 1 枚 拡大写真

横浜ゴムの中国の事業統括会社である優科豪馬橡膠は、中国雲南省麗江老君山自然保護区にある黎光村で生態系保護プロジェクトの第2弾を開始する。

老君山での生態系保護プロジェクトは、これまで森林伐採でしか生計を立てられなかった村の経済を、農畜産物生産経済へと転換することで生態系を保護しようというユニークなもの。中国の環境NGO「北京三生環境発展研究院」が2010年に提唱し、これに賛同した横浜ゴムが2011年から支援活動を続けている。
同プロジェクトは2011年から2014年にかけて老君山自然保護区内河源村で第1弾を実施。1年目に森林伐採から農畜産生産に移行するのに必要な融資を行う「村バンク」と農畜産物生産の研修を行う「自然生態産業共同組合」を設立。2年目は転業で一時的に収入が減少した家庭への子どもの教育費支援。3年目は養蜂設備など農畜産物の加工に必要な設備の寄贈。4年目は生産した農畜産物の販売組織「生態農林製品販売プラットフォーム」を設立し、自らの生産成果を経済収益に変換できるようにした。

この結果、2015年3月までに河源村の63%の世帯が「村バンク」の融資で起業、住民自ら山林伐採禁止条例を定め3055haの山林を保護するまでになった。横浜ゴムは、こうした活動全般を通じて資金援助や資材の提供による支援を行った。

《纐纈敏也@DAYS》

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