山陽新幹線500系が「エヴァ」初号機に…今秋から運転開始

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「エヴァ」初号機に似た「500 TYPE EVA」の外観イメージ。今秋から運行を開始する。
「エヴァ」初号機に似た「500 TYPE EVA」の外観イメージ。今秋から運行を開始する。 全 4 枚 拡大写真

JR西日本は7月23日、山陽新幹線の全線開業40周年とテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」放映開始20周年を記念し、今秋から「新幹線:エヴァンゲリオン プロジェクト」を実施すると発表した。山陽新幹線で運用されている500系電車が「エヴァンゲリオン」に生まれ変わる。

発表によると、「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する「汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン」の初号機に似たデザインで500系の車体を装飾。「500 TYPE EVA」として、今秋から2017年3月まで山陽新幹線で運行する。

運用列車は博多6時36分発~新大阪11時14分着の『こだま730号』と、新大阪11時32分発~博多16時07分着の『こだま741号』。車内では「エヴァンゲリオン」の世界観をテーマにしたコンテンツを楽しめるようにするという。運転日は後日案内される。

「500 TYPE EVA」は、山陽新幹線の線路が通っている山口県宇部市の出身で、「新世紀エヴァンゲリオン」を監督した庵野秀明さんが監修。メカニックデザイナーの山下いくとさんがデザインした。

庵野さんは「500系は夢の超特急らしい直球なかっこよさが詰まった、いちばん好きな新幹線車両です。この車両とエヴァンゲリオンがコラボさせていただけるとは、とても光栄で感謝の極みです」とコメント。山下さんは「ここまで夢を乗せられる車輛はリニア時代になっても当分出ない気がします」としている。

このほか、特設サイトでJR西日本の会員サービス「J-WESTネット会員」限定のコンテンツを提供。記念商品や記念グッズの販売も順次実施される予定だ。

「エヴァンゲリオン」は14歳の子供しか搭乗できない設定だが、JR西日本広報部によると、「500 TYPE EVA」は年齢に関わらず乗車可能。運転士も「(動力車操縦者運転免許の受験資格が20歳以上のため)14歳ではない」としている。同社は海外のアニメマニアも含め、利用者の誘致を図っていく方針だ。

《草町義和》

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