【新聞ウォッチ】三菱自動車、欧州に次いで米国の現地生産からも撤退へ

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三菱アウトランダースポーツ(RVR)の2015年型
三菱アウトランダースポーツ(RVR)の2015年型 全 3 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全3枚】

2015年7月24日付

●TPP協議カナダが足かせ(読売・2面)

●小排気量ターボレクサスに追加(読売・10面)

●日経が英FT買収、1600億円、英企業と合意(朝日・1面)

●ディーゼル車快走中、国内販売すでに前年超え、マツダが先駆燃費安(朝日・10面)

●街を再現自動運転走行、デトロイトに実験場(毎日・7面)

●タカタ製エアバッグリコール件数拡大、改修率46%に低下(産経・10面)

●準天頂衛星を活用、2兆円市場創出、高精度の自動運転車(産経・11面)

●いすゞ、トラック9万台リコール(産経・28面)

●元慶大ラグビー部監督上田昭夫さん死去「闘志の魂」「早過ぎる」(東京・23面)

●三菱自、米国生産撤退へ、アジアに拠点集中,工場売却の方針(日経・1面)

●自動車ハッキング対策着手、制御システム侵入遠隔操作、クライスラー防御ソフト開発、BMW220万台改修実施(日経・7面)

●シェア5割の野望、マルチ・スズキ、販売網2系列、インドで高級店(日経・9面)

●現代自、16%営業減益(日経・9面)

●マツダ、4年ぶり減益、4~6月営業損益ユーロ安響く(日経・11面)

●ニュース一言、日本自動車工業会・池会長(日経・13面)

●ガソリン店頭下げ幅が拡大前週比1.2円幅(日経・19面)

●タカタ問題でリコール、三菱自、タイ法人1300台(日経・42面)

●スズキ、ブレーキ不具合、『アルト』などリコール(日経・42面)

ひとくちコメント

三菱自動車が欧州のオランダ工場に続いて米国でも自動車の現地生産から撤退する方針を固めたという。

きょうの日経が1面準トップで大きく報じている。それによると、米国で唯一の生産拠点であるイリノイ州にある工場での生産を打ち切るもので、今後は雇用を含めた存続を軸に、他社との売却交渉に入る方針だ。

三菱自動車は、すでにオランダの工場を売却。オーストラリアでの生産からも撤退する一方で、販売が好調で引き続き成長が見込まれるアジアに経営資源を集中。タイをはじめ、インドネシア、フィリピンなどで生産能力を強化し、海外での現地生産の効率化を図っている。

米イリノイ工場は米クライスラーとの合弁で1988年に設立。開所式には当時のクライスラーのアイアコッカ会長と三菱自動車の舘豊夫社長のほか、日本から三菱重工業の飯田庸太郎会長ら三菱グループの首脳陣も出席して盛大に行われた。

しかし、ピーク時の生産台数は20万台を超えていたが、現在は人気車種のSUV『アウトランダースポーツ』 (日本名:RVR)を生産しているものの、10万台を大きく下回るなど稼働率が低下しており、米国での現地生産からの撤退は長年の懸案でもあったようだ。

3年前の欧州のオランダ工場売却に次いで今度は米国のイリノイ工場と欧米での現地生産から撤退を決断するなど「選択と集中」を加速させているが、就任2年目の相川哲郎社長にとって残る大きな課題は、販売不振が続く国内市場をどのように活性化させるのか、その手腕が問われている。

《福田俊之》

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