監視カメラに代わって、三次元の“レーザーの目”で監視するセキュリティ

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コニカミノルタブースに展示されていた「LASER RADER」(撮影:編集部)
コニカミノルタブースに展示されていた「LASER RADER」(撮影:編集部) 全 3 枚 拡大写真

 東京ビッグサイトで24日まで開催されている「第7回インフラ検査・維持管理展」にて、コニカミノルタは、防犯やセキュリティ、施設内の安全管理に活用できる「LASER RADER」のデモ展示を行った。

 広角に照射したレーザー光の反射を利用して、物体の位置や距離を検出する機器となり、高精度な三次元情報を取得する。投射したレーザーが対象物まで往復してくる時間から距離を計測するTOF(Time Of Flight)方式を採用し、垂直方向には最大24レイヤー、水平画角最大180度の広範囲のスキャンが可能で、測定最大距離は、車両なら100m以上、人物なら50m以上とのこと。

 セキュリティソリューションとしては、可視光用の監視カメラが苦手としていた夜間や低照度下での監視を得意としており、取得した三次元情報を元に目視では確認しづらかったものも可視化できるので、監視カメラの代わりに使うことも可能だ。

 また赤外線カメラ、サーマルカメラなどと本製品を連携させることで、より死角のない監視が実現する。対象物の大きさや距離、人や車の見分け、数、進行方向、スピードなども測定でき、複数台、本製品を設置し、ネットワークで連携させれば広範囲の監視や行動解析も行える。

 セキュリティシーン以外では、クルマの夜間における安全運転支援や、工場などでの車両と人との接触事故防止対策、プラントなどのパイプの経年劣化や破損を見るといった施設管理などにも活用できるという。

 本体は、IP67の防水・防塵仕様で、サイズはW166×H144×D125mmで、重さが約2kg。

監視カメラに代わってレーザーで監視する「LASER RADER」……コニカミノルタ

《小菅@RBB TODAY》

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