【鈴鹿8耐】公式予選、TeamGREEN 渡辺とヨシムラ 津田が各組トップ…ストーナーもトップ10トライアル進出

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
No.87 Kawasaki Team GREEN
No.87 Kawasaki Team GREEN 全 22 枚 拡大写真

鈴鹿サーキットで23日に開幕した2015“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第38回大会(鈴鹿8耐)。2日目を迎えた24日には公式予選が行われ、No.87 TeamGREENの渡辺一樹が2分06秒656で総合トップタイム記録した。

今年は総勢84チームが参戦。例年になく参加台数が多いため、数年ぶりに公式予選は2グループ制に。22日に行われた抽選会で振り分けられたA・Bグループで予選セッションが行われ、両グループの上位5チームずつ(計10チーム)が翌日のトップ10トライアルへ進出。また各34位以下のチームは予選落ちとなり明日以降の出走はできない。各チームとも8耐のレースで結果を残すためにミスの許されない予選となった。

まず強豪チームがひしめき合い「死のグループ」と言われたAグループ。今年ワークス参戦を果たすNo.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMが午前中の1回目から段違いのスピードをみせる。エースの中須賀克行がいきなり2分06秒877を記録。僚友のポル・エスパルガロ、ブラッドリー・スミスもセッション中に転倒が見られたが好タイム。今年一新されたヤマハ『YZF-R1』のパフォーマンスを存分に発揮した。

午後になっても、このタイムは破られず、ヤマハファクトリーがトップ通過かと思われたが、午後の第3ライダーのセッションでTeamGREENの渡辺一樹が渾身のアタックを披露。2分06秒656で逆転し見事総合トップを手にした。

また元MotoGPチャンピオンで3年ぶりにレース復帰を果たすNo.634 MuSASHi RT HARC PROのケーシー・ストーナー。気温が落ちた最終セッションに登場すると同チームのエースである高橋巧のタイムを上回るライディングをみせ、Aグループ3番手となる2分06秒963を記録。ホンダ『CBR1000RR』に乗り始めてわずか1ヶ月弱での好タイムに、訪れたファンからも拍手が沸き起こった。この他に加賀山就臣、芳賀紀行、清成龍一が組むNo.17 TEAM KAGAYAMAが4番手。Moto2初代王者のトニ・エリアスが加わるNo.104 TOHO Racing with MORIWAKIが5番手に続きトップ10トライアル出場権を手にした。

Bグループは昨年のポールシッターである津田拓也(No.12 ヨシムラ・スズキ・シェル・アドバンス)が2分06秒958でトップ。2番手にはNo.778 F.C.C. TSR Hondaから参戦するドミニク・エガーターが2分07秒798を記録。3番手にはNo.71 HONDA DREAM RT桜井ホンダが2分08秒693で続いた。

特にBグループは有力チームが少なかったが、トップ10トライアルをかけた最後のタイムアタック合戦が白熱。今年で6年目の挑戦となるNo.01 エヴァRT初号機TRICKSTARは耐久レースで経験豊富のエルワン・ニゴンが最後の最後で2分07秒117でタイム更新を果たし4番手へ。さらに青木宣篤が乗るNo.30 MotoMAP SUPPLYが2分09秒215で5番手に滑りこむ。今年はチームを移籍し新たな気持ち臨んだNo.090 au&Teruru KoharaRTの秋吉耕佑も最後までタイムアタックを続けたが、わずか0.063秒届かずBグループ6番手。早くも今年の8耐の激戦具合を示す結果となった。

明日は両グループの上位5チームずつが集まり、1台ずつでタイムアタックを行う「トップ10トライアル」が開催。第38回大会のポールポジションが決まる。なおチームベストを刻んだケーシー・ストーナーも出走予定だ。

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る