【メルセデス GLEクーペ 海外試乗】オンロードは超快適、高級ミニバンに代わる新たな選択肢かも…竹岡圭

試乗記 輸入車
メルセデス GLEクーペ
メルセデス GLEクーペ 全 8 枚 拡大写真

奇抜なカタチとボディサイズ。本格派SUVと、デザイン的には『Sクラス』から脈々と息づく手法を取り入れたクーペとのクロスオーバーカーです。

誤解を恐れずに言ってしまうと、BMWの『X5』と『X6』の関係に似ていると言ってもいいでしょうか。最近のSUVの多様化、世界的にニーズは大きいんですよね。

というわけで、オリジナルモデルはV型6気筒3リットルディーゼルの「350d」、V型6気筒3リットルガソリンの「400」の2つが用意され、AMGモデルもV型6気筒3リットルエンジンを搭載する「450AMG」、V型8気筒5.5リットルエンジンの「AMG GLE63」と、さらにパワーアップした「AMG GLE63S」の3つもラインアップ。これだけバリエーション豊かなのは、それだけ個性を求めるユーザーが想定されるからかもしれません。

個人的には350dのドシッと腰を落とした感じが、自然なフィーリングでクルマの動きもわかりやすく乗りやすくて、いちばん好みでした。同じエンジンなのにも係らず、『GLE』より『GLEクーペ』の方がかなりパワフルに感じられたりもして、また9速ATはいつ変速したかわからないくらいスムーズで、サイズさえ問題なければ、オンロードの移動車としては超快適。高級ミニバンに変わる、新しい移動車として選ぶ方も出てきそうな予感がします。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

竹岡圭|モータージャーナリスト・タレント
「クルマ&カーライフは楽しくなくっちゃネ!」をモットーに、さまざまな媒体で「喋って・書いて・走って」を実践する女性モータージャーナリストとしてカーライフ全般を女性の視点からレポートする。モータースポーツでも、耐久レースやラリーレイドなど数々のレースに参戦するなど、硬軟幅広く携わる。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J.)理事、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《竹岡圭》

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