横浜ゴム、無色で透明性の高いブルーライトカットフィルムを開発

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「YF-Rシリーズ」の波長カット性能曲線
「YF-Rシリーズ」の波長カット性能曲線 全 1 枚 拡大写真

横浜ゴムは、液晶ディスプレイのバックライトに使用されるLED光源から発せられるブルーライトをカットしながら、無色・透明で液晶ディスプレイの本来の色彩を再現できるフィルム「YF-Rシリーズ」を開発した。

無色・透明のフィルムでブルーライトの波長域全体を効果的にカットできる技術は世界でも初めて。目にやさしく、自然な色合いを再現しやすいため、タブレット端末やPC、スマートフォン向けに採用促進を図っていく。

ブルーライトは、紫から青色に見える短い波長(380~495nm)の可視光線で、目の網膜に達する割合が多いことから、疲れ目、ドライアイ、網膜の機能低下や体内時計の狂いなどへの影響が指摘されている。ブルーライトカット機能を持つフィルム製品の多くは、黄色味を帯びたり透過率を抑えたりすることでブルーライトをカットしており、色彩の再現性が失われ、波長域によって性能のばらつきなどもあった。

新開発「YF-Rシリーズ」は、2013年12月に発表した青色光を反射させる技術や、市場で一般的に用いられているフィルムの透過率を抑制する技術とは異なる技法でブルーライトをカットできる。短波長域に加え、LED光源でのピーク波長となる450nm付近でも効果的にカットすることに成功した。

ブルーライトカット率は約30%、フィルム全体での全光線透過率は約90%を確保しながら、透き通った無色・透明のフィルムに仕上げた。

《レスポンス編集部》

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