千葉の海辺でダイムラー最新技術を見た…メルセデス指定板金塗装工場に潜入

自動車 ビジネス 企業動向
パネル交換の工程では、50個以上もあるリベットを外し、その表面を削り、新品のパネルを組み入れて再びリベットを打つという作業が続く
パネル交換の工程では、50個以上もあるリベットを外し、その表面を削り、新品のパネルを組み入れて再びリベットを打つという作業が続く 全 16 枚 拡大写真

東京湾に突き出した茜浜(千葉県習志野市)に、メルセデスの一大拠点がある。メルセデス・ベンツ日本の部品・リペア・トレーニングなどをつかさどる習志野事業所だ。7月31日、海辺に面したこの敷地の一室で、同社の板金塗装(BP)技術が公開された。

【画像全16枚】

この習志野事業所は、その50km圏内に成田空港、羽田空港、東京港、横浜港、京浜工業地帯などが含まれるという立地で、「ドイツから輸入される部品の通関から入荷までが効率的。陸路・空路ともに優れた配送効率を確保。関東主要部への配送は同日複数回可能」(同社)という。

公開された技術は、人の神経のように張り巡らされたセンサーやカメラなどの電子系統の確認・補正、軽量高剛性ボディのリペア技術、新車購入時と同じ品質の塗装を実現するミクロ技術など。

ボディ修理のカテゴリでは、『Cクラス』の製造ラインに採用された異素材接合技術(ImpAcT:Impulse Accelerated Tacking)が紹介され、「クルマのボディにおける一般的な溶接は、両方からスポットをあてるが、このImpAcTは、片方から一発でしとめるもの」と同社は説明。

「こうした独自技術は、ダイムラー社承認の機器を使用するメルセデス正規販売店指定板金塗装工場だけでしか完全な修繕は達成できない。また、ボディ修理にともなう、カメラやレーダセンサーの狂いは、正しい取り付けと厳格なチェックが求められる。かんたんなリペアでも、正規販売店指定板金塗装工場でしっかり修繕しないと、クルマがもともと持つ安全システムや走行支援技術などが的確に作動しない可能性もある」(同社)

習志野事業所のスタッフは、「電子機器診断用データロガーを用いた診断し、ダイムラーが指定する最先端ツールで修繕、高度な技術資格を持つスタッフによる最終チェックを経て、はじめて新車時と同レベルの品質が戻ってくる。正規販売店指定板金塗装工場だからできる技」とも話していた。

《レスポンス編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ノア/ヴォクシー』次期型、予想CGだけではわからない…9月のスクープ記事ベスト5
  2. トヨタ『カローラスポーツ』次期型はどうなる? 5ドアハッチバックを残す理由
  3. 日産『フェアレディZ』、1台限りの「Tバールーフ」再来…「カゼ コンセプト」米国発表
  4. 夫の趣味を理解するはずが気づけば自分のほうがカスタム沼に!?…CARTUNE ALL USERS MEET神戸
  5. トヨタ『アルファード』が2027年に大幅改良、新型エルグランドとのガチンコ対決の行方は
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. セレンスAIの緊急車両検知技術、東大発「AS Mobi」の自動運転バスに導入…2027年商用化めざす
  4. 光岡の新型オープン2シーター、写真公開…正式発表は11月26日
  5. 【ホンダ スーパーワン】CMFで“刺激”表現、『N-ONE e:』との同時開発だからこそできた差別化とは
ランキングをもっと見る