【ハーレー ブレイクアウト 試乗】ジャジャ馬ともいえるクセの多さがまた尊い…青木タカオ

モーターサイクル 新型車
ハーレーダビッドソン FXSB ブレイクアウト(北米仕様のため、日本仕様とは異なる)
ハーレーダビッドソン FXSB ブレイクアウト(北米仕様のため、日本仕様とは異なる) 全 18 枚 拡大写真

若い世代が見てもカッコイイと感じるハーレー。それが『FXSB ブレイクアウト』だろう。1710mmというロングホイールベースに、240mmワイドタイヤがもたらすそのシルエットは見るからにヘヴィーで、ストリートを流せば注目の的。

まるでカスタムショーから飛び出してきたかのようなスタイリッシュさだが、実際の走行フィーリングはどうだろうか。アメリカ・フロリダでみっちり約1600kmの道のりでテストライドしてきた。

そのロー&ロングの車体には、1584ccもの大排気量Vツインエンジンが搭載されているだけあって、クラッチを繋いだ途端、力強さを感じる。街乗りは2000回転前後で充分に流すことができ、ハイウェイに上がっても余裕といったところだ。

ハンドリングにはクセがあり、最初は曲がりづらいと感じるが、慣れてくるとこれがまた面白い。コーナーではカラダごとインに倒し込んで、ようやく向きを変えてくれる。

なんというジャジャ馬だ、オーナーになればこんな個性がまた所有欲を高めてくれるのだろう。

それにしても存在感バツグンだ。オートバイに興味がない人でも、タダモノではないと感じ、視線を向ける。

丁寧なペイントが施された燃料タンクには、歯車状のガラス象嵌に七宝細工をあしらったタンクメダリオンが誇らしげに輝いてる。

■5つ星評価
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★
コンフォート:★★★
足着き:★★★★★
オススメ度:★★★★★

青木タカオ|モーターサイクルジャーナリスト
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。国内外のモーターサイクルカルチャーに精通しており、取材経験はアメリカやヨーロッパはもちろん、アフリカや東南アジアにまで及ぶ。自らのMXレース活動や豊富な海外ツーリングで得たノウハウをもとに、独自の視点でオートバイを解説している。現在多くのバイク専門誌、一般誌、WEB媒体で活動中。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る