米国の自動車大手、フォードモーターのロシア合弁、フォードソラーズは7月上旬、新型フォード『フォーカス』の現地生産を開始した。
フォードモーターは1907年、ロシア市場に進出。1991年にはロシア市場に再参入し、販売網を築いた。2002年には、初のロシア工場が完成。2011年には、ロシア大手のソラーズと合弁契約を結び、複数の車種を現地生産している。
今回、フォードソラーズのセボロフスク工場において、新型フォーカスの生産を開始。同工場は、サンクトペテルブルク郊外に位置する。新型の生産準備として、工場の改修を受けたばかり。
新型フォーカスは、歴代で最も先進のフォーカスを目指して開発。ロシアの顧客のために、18もの先進技術を導入する。その一例が、最新の車載コネクティビティの「SYNC2」など。
また、新型フォーカスは、ロシア向けに専用チューニングを受けており、厳しい冬や道路事情に対応。なお、新型フォーカスが2015年、フォードソラーズで生産を立ち上げた4番目の車種となった。