【ワークスカー イッキ乗り】スポーティさと快適性を両立の ステップワゴン、レジェンドはSH-AWDを生かすセッティング…無限

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダ レジェンド 無限パーツ装着車
ホンダ レジェンド 無限パーツ装着車 全 8 枚 拡大写真

エムテックが展開する「無限」のブランド。今回のワークスチューニンググループ試乗会には、『S660』、『ステップワゴン』、『レジェンド』の3台が持ち込まれた。今回はその中からステップワゴンとレジェンドを紹介する。

「MUGEN ステップワゴン スパーダ」は、スパーダのみに開発を絞ったエアロパーツ(前後アンダースポイラー、サイドガーニッシュ、ダーククロームメッキ仕上げのグリル)を装備。このエアロにアルミホイール(MDW)がセットされたパッケージが37万5192円となる。

試乗車にはさらに17万640円のスポーツサスペンション、ブレーキパッド(フロント:1万9440円、リヤ:1万4040円)やスポーツサイレンサー(13万5000円)などが装備されていた。このサイレンサーは、エキゾーストフィニッシャー部分に遮熱板が用意され、子供があやまって熱い部分に触れたりしない工夫がしてあり、さすがメーカー系と感じさせる部分でもあった。

アイデアものと感じさせてくれたのがスポーツラゲッジマット(2万4840円)と呼ばれている、サードシート後部用のマット。フラットに装着できるようになっていほか、サードシート使用時には3つに折りたたんでラゲッジスペースに収まるようになっている。

走りのフィーリングは長い間しっかりとステップワゴンをみてきた無限だなと感じさせるもの。スポーティな動きはするものの、ミニバンとしてのコンフォート性はしっかりと確保している。チョイスされているタイヤがダンロップのル・マンLM704というコンフォート系の低燃費タイヤ。内側に特殊吸音スポンジという吸音材を貼り付けて静粛性を向上しているタイヤで、その効果もしっかりと感じられる静かな仕上がりとなっている。

最後に乗ったのはレジェンド。ホンダのフラッグシップサルーンらしく、エアロも控え目な設定。フロントはドライカーボンのアンダースポイラー(21万6000円)、リヤは同じくドライカーボン製のトランクリッドスポイラー(16万2000円)が装備されていた。ホイールは20インチのMFL(16万2000円/本)で、振幅感応型のスポーツダンパー(30万2400円)を履く。

チョイスされているタイヤはアドバンスポーツでサイズは245/35ZR20。標準タイヤが245/40R19なので、サイズアップ感はさほどない。もともと圧倒的なトルク感とSH-AWDによる機敏なハンドリングを持つレジェンドの特性を生かしたセッティング。トップサルーンらしい乗り心地も失われていなかった。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る