ボッシュ、自動運転用高精度マップデータをTomtom社と共同作製

自動車 ビジネス 企業動向
ボッシュの自動運転技術、最新のテスト車両はテスラモデルSをベースにしている
ボッシュの自動運転技術、最新のテスト車両はテスラモデルSをベースにしている 全 3 枚 拡大写真

ボッシュはオランダのマップ・交通情報プロバイダーのTomtom社と提携。自動運転のためのマップ分野で協力することを発表した、

今回の合意に基づき、ボッシュは自社のシステムエンジニアリング作業を踏まえてマップが満たすべき仕様条件を決定し、TomTomが必要なマップを作製する。すでに現在、ドイツと米国の特定の公道でボッシュが試験走行をしている自動運転車両でこのマップが使用されている。

高度な自動運転を実現するためには、10cm単位の精度を持つマップデータが必要となる。また、車線変更のタイミングや方法などを決定するためには、車線分離タイプや道路標識、制限速度のほか、カーブや坂といった道路形状に関する3D情報も必要となってくる。

ボッシュ取締役会メンバーのディルク・ホーアイゼル氏は「2020年以降、高速道路での自動運転を実現させるためには、高精度なマップデータが必要不可欠となるだろう」とコメント。TomTomのヤン・マールテン・デ・ヴリーズ副社長も、「2015年末までに、私たちはドイツ国内の全ての高速道路や高速走行が可能な道路をカバーした自動運転のための高精度なマップを新たに完成させたいと考えている」と述べている。

両社は今後、対象道路はその他の欧州地域や北米にも拡大し、高精度なマップデータを共同作製していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る