産業革新機構、スマートドライブに出資…テレマティクス活用した事業を支援

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スマートドライブが実証実験で使用するアプリのイメージ
スマートドライブが実証実験で使用するアプリのイメージ 全 1 枚 拡大写真

産業革新機構は、テレマティクス情報解析と、付随するサービス構築を主軸にビジネス展開するスマートドライブに対して今後の事業推進に必要な資金として6億6000万円を上限に出資する。

スマートドライブに対しては、アクサ損害保険も出資する。

ドライバーの運転特性に応じて保険料が割引されるテレマティクス保険や運転履歴を中古車販売に活用するサービスなど、テレマティクス情報を活用したサービスが欧米を中心に普及している。日本国内でも自動車関連の新サービスの創出や既存サービスの高度化・効率化が見込まれている。

こうしたテレマティクス情報を活用したサービスの多くは、サービス事業者自らが情報収集端末の配布からデータ蓄積・活用まで垂直展開しており、サービス開発にかかるコスト負担が重く、データ分析・活用ノウハウ蓄積のハードルも高い。

スマートドライブは、車社会をビッグデータで変革するため、2013年に設立されたベンチャー企業。スマートドライブは、OBD-IIから運転情報をリアルタイムに取得し、テレマティクス保険、車両動態管理、自動車ディーラーのCRMツールなど、様々なサービス展開を可能にする業界・サービス横断的なテレマティクス情報プラットフォームの構築を目指している。

また、スマートドライブは、総務省がベンチャー企業による新事業の創出を支援する2014年度I-Challenge!の第1号案件として採択され、「自動車のOBD-IIとスマートフォンの連携を用いたテレマティクスデータ活用技術」事業に取り組んでいる。

《レスポンス編集部》

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