白熱したバトルが展開されるDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)。そのDTMで、アウディがメルセデスベンツを、故意にコースアウトさせた疑惑が持ち上がっている。
これは8月2日、オーストリアのシュピールベルクで開催されたDTM第10戦での出来事。最終ラップの6位争いで、アウディのティモ・シャイダー選手が、メルセデスベンツのロバート・ウィケンス選手に、コーナーの手前で真後ろから接触した。
この接触で、アウディの前を走る2台のメルセデスベンツが押し出され、コースアウト。結果、アウディのティモ・シャイダー選手が、6位でゴールしている。
ところが、接触の直前、アウディチームからシャイダー選手に、「彼を押し出せ」との無線連絡があったとの疑惑が。シャイダー選手はこれを否定しているが、レースは失格処分に。
アウディがメルセデスを押し出す瞬間は、DTMが公式サイトを通じて配信。再生回数が100万回に迫っている。