【新聞ウォッチ】中国・天津の大爆発…ルノー新車1500台黒焦げ、トヨタ、富士重工なども被害

自動車 ニューモデル 新型車
中国の天津で起きた大爆発
中国の天津で起きた大爆発 全 8 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年8月14日付

●天津爆発死者50人に、けが700人超す、倉庫火災の消火中(読売・1面)

●トヨタ先端技術開発加速、大学と連携生活支援ロボ実用化へ(読売・10面)

●人民元3日で4.65%下げ景気減速中国焦る(毎日・2面)

●東芝に企業トップ経験者、社外取締役(日経・1面)

●車工場、人材争奪の夏、増産へ期間従業員なお不足(日経・3面)

●けいざいじん、アイシン精機社長井原保守氏「まず行動」の現場主義者(日経・12面)

ひとくちコメント

少なくとも50人が死亡、700人以上が負傷した中国の天津で起きた大爆発。その影響で現地の日系企業などにも被害が広っているようだ。

現地からの詳しい被害状況は明らかにされていないが、メディアなどの報道によると、トヨタ自動車では激しい爆発のあった現場に隣接する工業地帯の「天津経済技術開発区」に生産工場がある。

生産ラインは夏期休業中で稼働していなかったものの、爆発現場の近くに住む工場の従業員数人がけがをしたほか、トヨタと現地企業の合弁の販売店の従業員も切り傷などのけがをして病院で手当を受けたそうだ。

また、富士重工業は日本から輸出していた多目的スポーツ車などを現場近くの倉庫に保管していたが、100台以上の窓ガラスが破損、車体が変形したという。マツダも日本から輸出した新車のガラスの一部にひびが入ったとみられる。

さらに仏ルノーも保管していた新車6000台のうち、約1500台が全焼する被害が発生したとの情報も伝えられている。

中国では人民元の対ドル基準値を3日連続で切り下げるなど、経済活動が混乱している。その中で日本からも有力企業が多く進出するなど、重点的に経済課発を進めている天津「浜海新区」で被害が続出の大爆発が発生した。現時点では原因は不明だが、弱り目に祟り目としか言いようがない。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. 日産『マイクラ』新型は約450万円から、EVに生まれ変わる6代目、9月に英国受注開始
  4. 取り付け約10秒、カーメイトが『カローラクロス』『メルセデスベンツ』各車純正ミラー専用設計の「ワイドリアビューミラー」を発売
  5. ホンダ『シビック e:HEV』英国モデルの新デザインに好感触! SNSではその価格にも注目が集まっており…
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る