【スバル BRZ 試乗】カドがとれて完成型に近づいた…諸星陽一

試乗記 国産車
スバル BRZ
スバル BRZ 全 7 枚 拡大写真
スバルの『BRZ』が年次変更を受け、2015モデルとなった。おもな変更点はパワーステアリング特性の最適化とボディ剛性のアップ。クルマとしてみれば、じつに上手にマイナーチェンジを受けたといえる。

ステアリングの正確さはもちろん、手に伝わってくるフィーリングもダイレクト感がありクルマがより近い存在に感じられる。

ボディ剛性のアップも、このハンドリングの正確さに関係しているのはいうまでもない。ちょっと激しいコーナリングや、高速でのレーンチェンジなどではクルマがビシッと引き締まっていて好感が持てる。

今回の年次変更では新グレードとして「R」グレードをベースとしたカスタマイズ用モデル「Rカスタマイズパッケージ」が新設定された。装備としてはマニュアルエアコン、フロアサイレンサー、トランクマットなどが装備される。ホイールがスチールとなり、自分で好きなホイールを選べるなど、昔ながらの設定がうれしい。

この「Rカスタマイズパッケージ」もボディ剛性アップやステアリング特性の変更などが行われている。BRZを楽しみたいならこの「Rカスタマイズパッケージ」が一番しっくりとくるはずだ。

また、今回より最上級グレードのSにクルーズコントロールが装備されたが、このスイッチがトヨタが昔から使っているコラムに付くタイプのレバー。デザインがかなり古く、ちょっといただけない。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  3. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る