実写版『進撃の巨人』米国公開日決まる…前後編の間かく短く

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画像:(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 (C)諫山創/講談社 (PRNewsFoto/FUNimation Entertainment)
画像:(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 (C)諫山創/講談社 (PRNewsFoto/FUNimation Entertainment) 全 2 枚 拡大写真

映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の米国・カナダでの公開日が、米国の映画配給・流通会社のファニメーション(FUNimation Entertainment)より発表された。本作は前篇後篇の2部構成になっているが、9月30日と10月1日、7日にまず前編を上映、続けて10月20日より後篇をスタート、20日、22日、27日に上映する。
いずれも劇場数と期間を絞ったイベント上映のかたちでの限定上映となる。日本に比べて前篇から後篇までの時期をあまり空けない日程も特徴になっている。

映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』は、諫山創の人気マンガを原作にしたSF映画である。『日本沈没』や『ローレライ』の樋口真嗣を監督に起用し、大作として製作された。
本作の映像作品はすでにテレビアニメと劇場アニメがあるが、原作のストーリーを辿るアニメ版に比べて実写映画版ではオリジナルな要素が強くなった。また実写ならではの特撮の技術も活用した迫力の映像が話題を呼んでいる。

日本の映画、とりわけアニメ以外の作品が、米国で上映されることはあまり多くない。とりわけ公開から数ヶ月後という今回の『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』は異例のケースである。作品に対する米国での関心が高いことの表れでもある。
『進撃の巨人』は、テレビアニメでは日本の放送直後から海外に向けてインターネットで動画配信が行われた。また原作マンガでも連載、単行本とも米国では日本の発売とほぼ同時展開になっている。
実写映画でも第1部が日本公開から2ヵ月後、第2部はわずか1ヵ月後となった。日米同時展開が強く意識されている。話題作をより早く、日本と同時にといいうファンのニーズに応えている。

しかし、実際に北米でどの程度の動員となるのか不透明だ。ある程度のまとまったファンのいる日本アニメでは動員がある程度予測できるのに対して、米国で邦画を劇場に観に行くファンの数はなかなか読めない。
ファニメーションは7月に『ドラゴンボールZ 復活の「F」』をやはり米国で限定公開したが、その際は限定9日間、およそ900スクリーンでの公開となった。興収は777万ドルと10億円近くに達した。一方、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』では前篇後篇の上映がそれぞれ3日間、スクリーン数はまだ発表されていない。
ファニメーションは、日本アニメを得意とする映画会社でアニメ版の『進撃の巨人』の北米流通も行っている。このため映画のターゲットは、一般層を広く意識した日本よりも、アニメやマンガ原作で作品を知るファンをより強く意識したものになりそうだ。

画像:(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会 (C)諫山創/講談社 (PRNewsFoto/FUNimation Entertainment)

[アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.bizより転載記事]

実写版「進撃の巨人」の米国公開日決定 9月と10月に前篇・後篇を上映

《アニメ!アニメ!ビズ/www.animeanime.biz》

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