パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は8月18日、薄型モバイル端末や車載機器、産業機器などの熱およびノイズ対策に適した、電磁ノイズ抑制特性と高い熱拡散特性を持つ「電磁ノイズ抑制・熱拡散一体シート」を開発したと発表した。
開発品は、薄く柔軟性を持つシート材料で、電子機器の筐体内部の狭小空間での熱やノイズ対策に適している。業界最高レベルの熱拡散特性と、低周波から高周波までの電磁ノイズ抑制効果を持ち、各種機器の誤動作防止、電波干渉防止などに貢献する。
現在、熱とノイズ対策は別々に行われているが、業界で初めて熱とノイズの対策を1枚のシートで同時に行うことができ、機器設計の簡素化と効率化を実現。モバイル端末や車載機器、産業機器など幅広い分野での展開が見込まれる。
サンプル出荷は2017年9月、受注開始は2018年9月から行う予定だ。