ドイツの高級車メーカー、BMWは8月14日、米国で開幕した「ペブルビーチ・コンクールデレガンス」において、コンセプトカーの『3.0CSLオマージュR』を初公開した。
BMWは5月、イタリアで開催された「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ」において、『3.0CSLオマージュ』をワールドプレミア。BMWの伝説のレーシングカーのホモロゲーションモデルとして、1970年代前半に限定生産された『3.0CSL』を、現代流に解釈した1台だった。
今回、ペブルビーチで初公開された3.0CSLオマージュRは、この3.0CSLオマージュの進化形。BMWの北米進出40周年と、3.0CSLのレースでの成功から40年が経過したのを記念したコンセプトカーとなる。
ボディカラーは、前回のイエローから一転、ホワイト基調に変更。BMW Mのレーシングストライプが添えられ、1975年にモータースポーツシーンで活躍した3.0CSLの雰囲気が再現された。
また、フロントグリルのデザインを変更。BMWによると、BMW車の中で最も開口部が大きく、低い位置に置かれたグリルになるという。室内は、シートの色をブラックからホワイトに変更。ロールケージや消火器、キルスイッチなど、レーシングカー仕様に仕立てられている。