KYBは8月21日、積載量感応ショックアブソーバ「Load Sensing Shock Absorber:LSS」の開発を完了したと発表した。
積載量感応ショックアブソーバは、乗員や荷物による積載重量の変化をショックアブソーバの長さの変化で検知。常に快適な乗心地と操縦安定性が得られるように、減衰力をメカニカルに切替える。市場拡大が進むミニバン、ワゴンなどの後軸車重変化が大きい車種への採用を狙い開発した。
開発品は、車両の積載重量に対応して減衰力を2段階に自動で切替え。ショックアブソーバ内に減衰力モードが瞬間的に切替わるのを防止する機構を配置しているため、走行中はショックアブソーバが伸縮しても軽積載/重積載の減衰力を維持する。また、電子制御を使用していないため、電気のコントローラや配線は不要となっている。