【新聞ウォッチ】生保業界11年ぶりの大型再編、 日本生命が三井生命を買収へ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年8月26日付

●日生、三井生命を買収へ、首位奪還狙う、11年ぶり大型再編、来年合意目指す(読売・1面)

●株乱高下1万8000円割れ、変動幅1087円、6日続落(読売・1面)

●高速道路の免税延長、固定資産税来年度以降も(読売・11面)

●部品値下げ要請トヨタが再開へ、1年半ぶり0.5~1%が有力(朝日・9面)

●中国、緊急追加利下げ、上海株続落(産経・1面)

●世界株大荒れ、為替も不安定化、円高進めば業績に影(産経・11面)

●今度は東横線トラブル、目黒、多摩川線4時間不通(東京・29面)

●タイ車生産5カ月ぶり増、7月10%プラス、トヨタけん引(日経・9面)

●三菱電機、伊空調を買収、欧州首位ダイキン追撃(日経・11面)

ひとくちコメント

世界の金融市場が大混乱するなか、国内の生命保険会社の大型再編が実現に向けて詰めの交渉が進められている。トヨタ自動車の大株主でもある日本生命保険が、三井グループの三井生命保険を買収する方向で大筋合意したという。きょうの読売、日経が1面トップで報じている。

それによると、日本生命は三井生命に対して株式公開買い付け(TOB)を実施し、全株式を取得する模様で買収額は2000億~4000億円規模になる。両社は9月中の正式合意を目指す方向で調整中という。

「ガリバー」とも呼ばれている日本生命は総資産では国内最大手だが、2015年3月期では保険料収入でライバルの第一生命に抜かれ、戦後初めて収入ベースでの業界首位の座を明け渡した。三井生命との買収が実現すれば、現在首位の第一生命保険を抜いて再びトップに返り咲くことになる。

国内生保の大型再編は、明治生命保険と安田生命保険の合併で明治安田生命保険が発足した2004年以来、11年ぶり。外資系などとの競争が激しくなるなか、人口の減少で今後、国内市場の成長は見込めないことから、買収によるシェアの拡大で経営基盤の強化をめざす狙いがあるようだ。

《福田俊之》

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