スズキの鈴木俊宏社長は8月26日、都内で開いた『ソリオ』の発表会見で、ストロングハイブリッドとも呼ばれる本格的なハイブリッド車(HV)について「新技術には色々トライしており、準備はしている」と述べ、市場投入の方針を示した。
同日発売したソリオには、エネルギー回生機構を備え、モーターが短時間だけ動力をアシストする「マイルドハイブリッド」を設定した。モーターのみでも自走できる本格タイプも、まずソリオに設定される見込みだ。
鈴木社長は、一部で年内とも報じられた投入時期については「乗り越える課題があるのかと思っている」と述べるにとどまり、明言は避けた。また、開発の指揮を執る4輪技術本部長の笠井公人常務役員は「できるだけ早期に投入したいが、技術的課題があるので克服していきたい」と話した。