トヨタ自動車は8月26日、中国天津市の爆発事故の影響で稼働を停止してきた合弁会社、天津一汽豊田汽車での車両生産を27日から順次再開すると明らかにした。
同社は3ラインをもつトヨタの中国での主力工場。事故を受け今月17日から26日までの稼働計画のうち9日間、生産が止まっていた。3ラインのうち爆発現場から約70km離れた西青工場(1ライン)は、支障がでていた部品供給が回復したため、27日から稼働するという。
一方、現場に近く工場建屋などにも被害が出ていた泰達工場(2ライン)は、27日から従業員が稼働再開への準備に取り組み、28日から徐々に生産を始める予定となった。広報部によると「周囲の安全確保が確認でき、生産設備の復旧にもめどが立った」ためだ。
今回の稼働停止による生産への影響はまだ把握できる状況になく、生産の挽回計画については「設備の状況などを勘案しながら決めていく」(同部)方針だ。